雄勝野きむらや「みずの実っこ」が全国の漬物日本一決定戦「漬物グランプリ2024」でグランプリを受賞
2024年4月27日、東京ビッグサイトにて漬物グランプリ2024の決勝大会が開催されました。漬物グランプリは、日本各地の特色ある漬物のレシピを個人や法人から募集し、優れた作品を表彰する大会で、法人の部では全国からエントリーした112品のうち13品が決勝大会に選出されました。中でも、当組合の雄勝野きむらやの「みずの実っこ」が、秋田県初のグランプリ(農林水産大臣賞)の栄冠を手にしました。
雄勝野きむらやは、昭和38年に創業して以来、秋田の地元のいぶり漬けを元にした焚き木干しの漬物「いぶりがっこ」を主力に秋田の漬物を製造販売しています。今回グランプリを受賞した「みずの実っこ」は地元の清澄な沢に自生する山菜「みず」の実の部分をしょうゆなどで漬け込み、素材の自然な風味や食感を生かすため、あえて素朴な味わいに仕上げた製品です。
審査のプレゼンテーションは、特設ステージで行われ、木村社長と加藤氏がはっぴ姿で登場。「みずの実っこ」への思いと商品の歴史を秋田弁を交えて説明しました。
受賞に関して、加藤氏は「みずの実」が年々収穫量が減っている希少な食資源であること、長年にわたり職人の手間をかけて丁寧に漬け込まれた秋田の山里の漬物が高い評価を得られたことに感謝を述べました。そして、「気負わずに、分かりやすく伝えられたのが良かったかもしれません」と振り返り、笑顔を見せました。
▽雄勝野きむらやHP https://www.iburigakko.com/